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美唄市の工業用水道の概要

記事ID:0000379 更新日:2021年1月18日更新
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工業用水道事業の概要

炭鉱の概況

  1. 美唄市には、かつて大手炭鉱として三井1山、三菱2山の外、中小あわせて12~13の炭鉱があり、人口においてもピーク時には92,950人(昭和31年)を記録しました。
  2. 昭和38年三井美唄鉱業所、42年三菱茶志内鉱業所、47年三菱美唄鉱業所の大手炭鉱の閉山と相次ぐ中小炭鉱の閉山により、昭和48年北菱我路炭鉱の閉山を最後に美唄市から炭鉱の灯は消えました。

当初計画(東明工業団地9,300立方メートル/日)

  1. 昭和40年相次ぐ閉山に伴い、炭鉱の町から工業都市への再生を期し、東明地区に工場誘致をはかるべく66.2ヘクタールの工業団地の造成が、地域振興整備公団(当時)により開始されました。
  2. 同団地に対する工業用水の確保については、良好な水源に恵まれず種々検討を加えていましたが、相前後して美唄川の供水調整を目的とした治水ダムの建設計画が持ち上がり、一方上水道事業においても給水区域の拡大給水量の増加に伴い水不足を来しており、共同工事による費用の軽減等を考慮し美唄ダムを水源として、日量9,300立方メートルの需要想定の基に「産炭地域小水系用水事業」を計画いたしました。

美唄ダムの着工と完成

  1. 美唄ダムは当初昭和47年度着工を目途に、道は国に対して補助予算の要求をいたしましたが、昭和47年度には着工が認められず、一年遅れの昭和48年度に予算が認められ、同年着工の運びとなりました。
  2. 同ダムは計画では昭和48年度着工、昭和51年度完成の予定でありましたが、第一次オイルショック、炭鉱跡地の古洞事後処理問題等の影響により、完成は大幅に遅れ昭和57年度完成となりました。
  3. 本事業は、ダム着工と同時に工事に着手し、昭和52年度給水開始を目途に諸工事を進めましたが、ダムの完成が遅れた事に伴い工業用水の供給が大幅に遅れる結果となりました。

東明工業団地への給水

 ダム完成との関連から工業用水の供給が遅れる一方、同団地内の企業立地の促進が急務であり用水型の企業誘致ができず、非用水型の企業進出が進み同団地内の需要は企業立地の現況から、2,800立方メートル/日程度に見直さざるを得なくなったものです。

計画変更(そらち団地への給水)

  1. 北海道が策定した北海道発展計画にも組み込まれた、そらち団地は国の産炭地振興及び工業再配置計画の促進に応え、美唄市、奈井江町にわたる総面積293.3ヘクタールを有し内陸工業基地として、昭和49年北海道が買収し地域振興整備公団(当時)が造成分譲を行ったものであります。
  2. 同団地に対する工業用水道の確保については、北海道、美唄市、奈井江町が手当すると云うことで、具体的な水の手当てのないまま発足した団地であります。そこで東明工業団地内での売水量が計画を大きく下回ることが予想されましたので、同団地から配水管を延長し給水することが最も経済的であり、得策であると考え、昭和56年度に計画を変更し承認を受け、日量6,500立方メートル/日の需要想定の基に昭和57年度より3カ年で、8,566メートルの配水管延長工事を実施したものであります。

売水の状況

 令和元年度末現在の売水状況は、東明工業団地内184立方メートル、そらち団地83立方メートル、計267立方メートルで計画に対して極めて少量で推移している状況であります。

企業誘致の現況

 企業誘致については、経済界ともタイアップして積極的に進めており、商工交流部により情報の収集、各企業への接触をはかっている現況であります。

料金及び財政状況

  1. 料金は現在、基本1立方メートル33円、超過1立方メートル66円(消費税別途)で供給しています。
  2. 財政の状況は、売水量が少量であることから、料金等の自力収入では相償わず収支不足分は、一般会計からの繰入金を受けており決算上は収支0であります。

※ダムの概況

  1. 形式 重力式コンクリートダム
  2. 貯水量
    総貯水量 1,500,000立方メートル
    有効貯水量 1,090,000立方メートル
    治水容量 830,000立方メートル
    都市用水 200,000立方メートル
    不特定用水 60,000立方メートル
  3. ダム高 35.5メートル
  4. 堤長 228.0メートル
  5. 事業費等(ダム本体)
  事業費 期間 財源内訳
本ダム 3,367,486千円 S48~S57 北海道81.6% 美唄市18.4%
第2ダム 441,255千円 S49~S52,S56 北海道81.6% 美唄市18.4%

 

※工業用水道

  1. 給水区域 東明工業団地、そらち団地及びその周辺
  2. 工業用水計画需要量 東明工業団地 2,800立方メートル/日
    そらち団地 6,500立方メートル/日
  3. 事業費(単位 千円)
区分 貯水工事費 導水工事費 浄水工事費 配水工事費
事業費 738,897 115,721 277,079 500,147
区分 調査費 付帯雑費 その他 合計
事業費 18,099 59,047 226,294 1,935,284

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