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AEDとは、一言で言うと電気ショックを行える機器のことです。
突然心臓が止まる方の多くは、心臓が痙攣したように細かくふるえ、心臓から血液が送り出せない状態になっています。
その唯一の治療法は、電気ショックです。その電気ショックを行える機器がAED(日本語だと自動対外式除細動器)です。
使い方は簡単です。
電源を入れると、音声が流れるので、その案内に従うだけです。
※パッドを張ると「体に触れないでください!」などと音声が流れ、自動的に心臓のリズムの解析が始まります。
電気ショックが必要な場合は、「ショックボタンを押して下さい。」などの音声が流れますので、点滅しているボタンを押します。
ボタンを押すと電気が流れるので、「ショックします。みんな離れて!」と注意を促し、倒れている人に誰も触れていないことを確認してください。
心臓のリズムによっては、「ショックは不要です。ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始してください。」などの音声が流れたら、ただちに心肺蘇生法を行ってください。
電気ショックが完了すると「ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始して下さい。」などの音声がながれますので、心肺蘇生法を行ってください。
Q:誰がAEDを使うことができますか?
A:誰でも使用することが出来ます。
Q:どんな人に使うの?
A:意識と呼吸がない人に使用します。
Q:子供に使っても大丈夫なの?
A:子供にも使用することができます。
ただ、未就学の子供には小児用パッド(小児用モード)を使用してください。
小児用パッドや小児用モードの切り替えスイッチが無い場合は、成人用パッドを使用します。
その際、2つのパッドが互いに接触していたり重なりあう場合は、胸と背中にパッドを貼っても問題ありません。
Q:AEDはどこにあるの?
A:美唄市の施設では、次の施設に設置してあります。
また、高等学校・事業所等で設置している所もあり、年々設置箇所が増えています。
AEDを設置してある場所には、このような表示がされています。
Q:AEDが近くにない場合は何もしなくていいの?
A:意識と呼吸がない場合は、心肺蘇生法(人工呼吸と胸骨圧迫など)を行うことが重要です。
Q:AEDを使う時に注意することは?
A:
美唄市消防本部では、AEDの講習を含む救命講習会を行っています。
意識と呼吸がない人には、早期に心肺蘇生法(人工呼吸と胸骨圧迫など)とAEDを用いた電気ショックを行うことが救命率アップにつながります。
いざという時、あわてず安全・確実に心肺蘇生法やAEDができるよう、講習を受けてあなたの身近な人を救いましょう。