本文
市民文集『語りつぐ戦争のころ』
平和への願い
美唄市では、昭和60年の「核兵器廃絶平和都市宣言」以来、毎年、平和祈念行事を開催してきたほか、平成19年には「美唄市まちづくり基本条例」制定の際に、まちづくりの基本理念の一つに「平和への希求」を位置づけ、平成20年には「平和市長会議」に加盟するなど、市民一人ひとりが平和の大切さを忘れずに、こころに刻み込むための息の長い取り組みを進めてまいりました。
このような取り組みの一つとして、戦後70年にあたる平成27年度、市民文集『語りつぐ戦争のころ』第2集ウェブ版を編纂しました。この文集は、平成7年度に編纂した第1集とともに、市民の皆さんが体験した戦時中や戦後の様子を次の世代に引き継ぎ、永く記憶に残していくことを目的にとりまとめたものです。
今後とも、美唄市は、市民の皆さんとともに、平和について考える機会を絶やさず、世界平和と核兵器の廃絶を訴え続けてまいります。
核兵器廃絶平和都市宣言
我が国は、世界で唯一の核被爆国としてこの地球上に再び広島、長崎の惨禍を繰り返してはならないと訴えているところであります。しかしながら、核兵器の増強は依然として続けられ、世界の平和と人類の共存に大きな脅威をもたらしています。
美唄市は、日本国憲法の基本理念であり人類共通の念願である恒久平和に向けて、将来にわたり非核三原則が遵守されることを願い、またあらゆる核兵器の廃絶を強く訴え、ここに核兵器廃絶平和都市となることを宣言します。
昭和60年9月27日
美唄市
美唄市まちづくり基本条例(抜粋)
第5条 平和の希求
わたしたち市民は、日本国憲法の基本理念であり人類共通の願いである世界の恒久平和を理念に掲げ、まちづくりを進めます。