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北海道せき損センターの存続に向けた市の対応経過について

記事ID:0024638 更新日:2025年1月27日更新
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せき損センターの札幌移転構想

   令和5年4月14日 独立行政法人労働者健康安全機構北海道せき損センター(以下「せき損センター」という。)の須田院長就任拶で市役所に来庁された際、札幌市近郊への移転を検討していることについて、口頭による説明がありました。

<移転の主な理由>

(1)冬期間の患者搬送ができないこと

(2)重篤な合併症患者の撤送のための医療機関(岩見沢、砂川)との距離があること

(3)再生医療のための大学病院が近いこと

  せき損センターについては、建物の老朽化に伴い、患者や職員の安全確保の観点からも早急な建替えが必要で、独立行政法人労働者健康安全機構(以下「機構」という。)としては、令和6年度中に移転に関する一定の方向性を確定させたいと考えており、そのため、移転後の地域医療の維持に向けた課題の整理と課題解決のための具体策を早急に協議させていただきたいとのことでありました。

移転構想に対する市の考え方

   市としては、せき損センターが存続することを前提に、国が進めている地域医療構想を踏まえ新病院の建替えに係る基本構想・基本計画を策定し、病床数や病床機能を決めていること。また、令和3年6月に「北海道せき損センターの存続について要望書」を機構に提出し、新病院建設の進捗状況について説明していることなどから、せき損センターの現地建替えによる存続について再度要望を行いました。

 

これまでの協議経過

 せき損センターの移転構想を受け、令和5年度は機構、せき損センター、市の三者による事務レベルでの協議を中心に行ってきましたが、令和6年度からは、それぞれのトップも含め議論を行っています。主な協議経過は表のとおりです。

<主な協議経過>
日 付 協議内容等

令和3年

 6月3日

市長ほか独立行政法人労働者健康安全機構訪問

・市立美唄病院の建替えの経過と、北海道せき損センターの早期建替えを含めた存続について「北海道せき損センターの存続について(要望)」を機構に提出

令和5年

 4月14日

北海道せき損センター院長就任挨拶

・札幌移転について口頭で説明

 7月19日

北海道せき損センター院長桜井市長就任に対する挨拶

・札幌移転、北海道せき損センターについて口頭で説明

 8月7日 ​独立行政法人労働者健康安全機構理事ほか来庁

・資料に基づき、北海道せき損センターの移転の必要性について説明

令和6年

 2月27日

市長、市議会副議長、北海道せき損センターの存続を求める委員会委員長(以下「委員長」という。)ほか独立行政法人労働者健康安全機構訪問

・古谷野委員長から北海道せき損センターの存続を求める要望書及び署名簿(6,027筆)を理事長に手交

 7月1日

​​市長ほか独立行政法人労働者健康安全機構訪問

・令和6年4月に就任した独立行政法人労働者健康安全機構新理事長を訪問し、挨拶と北海道せき損センターの移転について意見交換

 7月5日

​独立行政法人労働者健康安全機構理事ほか北海道せき損センターの存続を求める委員会を訪問

・2月27日に北海道せき損センターの存続を求める委員会より、独立行政法人労働者健康安全機構に提出された要望書に対して回答

 7月23日

市長、市議会議長、委員長ほか厚生労働省訪問

・厚生労働大臣宛てに、「独立行政法人労働者健康安全機構北海道せき損センターの維持・存続を求める要望書」を提出

・北海道せき損センターの存続に向けた市の対応経過説明と意見交換

10月18日

​独立行政法人労働者健康安全機構理事ほか来庁

・北海道せき損センターの将来構想について

・北海道せき損センターの存続に向けたトップ会談について

12月19日

​独立行政法人労働者健康安全機構理事ほか来庁

・南空知医療圏における地域医療体制確保に向けた支援について

12月24日

市長、市議会議長、委員長ほか厚生労働省訪問

・厚生労働大臣宛てに、「独立行政法人労働者健康安全機構北海道せき損センターの維持・存続を求める要望書」を再度提出

・北海道せき損センターの存続に向けた市の対応経過説明と意見交換

国への要望活動

 令和6年7月23日に市と市議会、北海道せき損センターの存続を求める委員会の三者により厚生労働省を訪問し、武見敬三大臣(当時)に「独立行政法人 労働者健康安全機構 北海道せき損センターの維持・存続を求める要望書」を提出しました。

 令和6年7月23日 厚生労働大臣要望書 [PDFファイル/285KB]

 武見厚生労働省大臣へ要望書の手交 

 武見厚生労働大臣(左から4人目)へ要望書の手交

 

 その後、12月24日にも同メンバーにより厚生労働省を訪問し、福岡資麿厚生労働大臣と面談のうえ、再度、要望書を提出するとともに、北海道せき損センターの存続に向けたこれまでの対応経過について説明し、意見交換を行っています。

 令和6年12月24日 厚生労働大臣要望書 [PDFファイル/253KB]

 厚生労働大臣要望書手交

 福岡厚生労働大臣(左から3人目)へ要望書の手交

今後について

 せき損センターの存続に関しては、国や北海道とも情報共有を図りながら協議を継続していますが、市としては、現時点において機構からいただいている情報では、札幌市近郊へ移転するよりも本市に存続して医療従事者を確保しながら、道内のせき損医療を行っていただくことのほうがせき損センターにとってメリットが大きいと考えております。

 そのため、将来に向けて、患者様お一人お一人のことを考え、人口減少が進む北海道において、どのような形でせき損医療を維持していくのかという視点も持ちながら、引き続き機構側と建設的な議論を続けていくとともに、市議会や北海道せき損センターの存続を求める委員会と連携協力し一体となって、この問題に取り組んでまいりますので、市民の皆様のご理解をお願い申し上げます。

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