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環境保全型農業について
現在、国民の健康や安全に対する意識、環境問題に対する関心が高まっています。
このような消費者のニーズに対応するとともに、農業生産に伴う環境への負荷を軽減するために、環境保全型農業を推進することが一層重要となっています。
農村景観・環境保全
農村景観・環境は2つの面から考えることができます。ひとつは、意識的に手を加えて整備された景観であり、もうひとつは農業・農村のそのままの姿としての風景等の景観であり環境です。
景観づくりの取組みは、これまで実施されてきた花いっぱい運動、果樹並木の植樹などがあります。
景観・環境を守る取組みは、稲わら等の焼却による煙害、廃棄物・廃農機具等の放置、家庭雑排水の一般河川放出など景観や環境を阻害・汚染するような要因を抑止していくことです。
特に稲わら等の焼却は、消費者理解を得られるものではなく産地を確立する上で大きな支障であり、交通障害・健康不安等の多くの問題を含むことから、美唄市農業振興協議会において関係機関・団体が連携して農業者の皆さんに焼却しないよう強く協力を要請し、同時に、資源として有効に活用するよう呼び掛けています。
クリーン農業
近年の消費者の健康・安全志向の高まりに伴い、たい肥等の有機物の施用などによる土づくりにつとめ、農薬や化学肥料の使用を必要最小限度にとどめるなど、環境との調和に配慮した安全・安心、品質の高い農産物の安定供給を進める農業として期待されています。
農薬の適正使用について
農薬の適正使用については、令和3年度北海道農薬危害防止運動を実施し、農薬使用者等に周知を行っているところですが、本年6月下旬から道内において、食品衛生法に基づく残留基準を超える農薬成分が検出される事例が報告されています。
なお、一層農薬の適正使用が図られるよう、リーフレットが公表されていますので、ご参照ください。
※ 詳細については、農林水産省ホームページをご覧ください。
農林水産省ホームページはこちらからご覧ください。<外部リンク>
住宅地などにおける農薬使用について
農薬を使用される皆さんへ
農薬は適正に使用しないと人畜や周辺の生活環境に悪影響を及ぼす恐れがあります。
学校や保健所、住宅などの近接地で農薬を使用する場合、周辺住民や子どもに農薬の飛散を原因とする健康被害が生じないよう十分に配慮願います。
市民の皆さんへ
農薬使用についてのお知らせや看板などにより表示があった場合は、その時間帯は『その区域に入らない」ようにご協力をお願いします。
※詳細については、農林水産省ホームページをご覧ください。
農林水産省ホームページはこちらからご覧ください<外部リンク>。
北のクリーン農産物(YES!clean)表示制度
北海道クリーン農業推進協議会が、平成12年に北のクリーン農産物(YES!clean)表示制度を制定し、現在は北海道が策定した「北海道クリーン農業推進計画」(平成27~31年)に基づき、クリーン農業がスタンダードになることを目指してYES!clean登録集団や生産流通量の拡大に向けて取り組んでいます。
環境保全型農業直接支援対策
地球温暖化や生物多様性保全に貢献していくため、環境保全に効果の高い営農活動の普及推進を目的としており、主作物の化学肥料・化学合成農薬を5割以上低減し、併せて農林水産省が定める3つの取組のうち1つ、もしくは北海道知事が特に必要と認める取組(地域特認取組)を組み合わせて作物の栽培を行った農業者が対象となります。
環境保全型農業直接支払交付金のGAP要件化
平成30年度から、環境保全型農業直接支払交付金では、環境保全の取組だけではなく、消費者が重視する食品安全や、生産者自らの身を守るための労働条件などにも取り組む「国際水準GAPの実施」を新たな交付要件としています。
詳細については、農林水産省ホームページをご覧ください。
※取り組みを行っていただきますが、GAPの認証取得を求めるものではありません。
農林水産省ホームページはこちらからご覧ください。<外部リンク>