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美唄市の農産物について
美唄市で作られる農産物を紹介します
水稲(お米) 小麦 大豆 ハスカップ アスパラガス しょうが
トマト ニンニク なたね
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美唄市は、きれいな空気と豊かな土壌、ミネラルたっぷりの水、自然の恵みを生かした安心安全なお米がつくられる日本屈指の米どころです。
ほどよい粘りと豊かな甘みの「ゆめぴりか」や冷めても美味しい「ななつぼし」をはじめ、粘り強さとほのかな甘みの「おぼろづき」、ふっくらした食感が魅力の「ふっくりんこ」などの品種も栽培されています。
小麦には、秋に種をまいて翌年の7月下旬に収穫する「秋まき小麦」と根雪前または、春に種をまいて8月上旬に収穫する「春まき小麦」があります。「秋まき小麦」では、中力粉としてめん全般に適した「きたほなみ」や強力粉としてもっちりとしたパンに適した「ゆめちから」、「春まき小麦」では、強力粉として自然な甘みと風味豊かな「春よ恋」が主に栽培されています。
北海道は日本一の大豆の産地で、土地利用型作物として広大な土地を利用した生産が行われています。うま味、甘みがしっかりとあり、骨粗しょう症やがん予防などに効果があるとされる大豆イソフラボンが多く含まれます。銘柄品種の「とよまさり」が有名です。
美唄市では、甘みとコクがある「ユキホマレ」や豆腐加工適正にすぐれた「とよみづき」、煮豆、惣菜、味噌などの原料として使われる「トヨムスメ」が主に生産されています。
美唄市は道内有数の生産量、収穫量を誇ります。
ビタミンC、カルシウム、鉄分、アントシアニンが豊富で不老長寿の果実として、貧血や冷え症などの改善や、眼の老化や疲れ目の改善に効果があると言われています。
ハスカップは、果皮がとても薄くデリケートなため、一粒一粒人の手によって摘み取られ、収穫後すぐに冷凍され、加工原料用となっています。
峰延ハスカップ生産組合の観光農園では、6月下旬から7月中旬頃までハスカップ狩りを行っており、毎年多くの方が来園しています。
美唄市はアスパラガスの道内有数の生産地で、収穫が長期可能となる立茎栽培を北海道で最初に取り入れ、9月中旬まで収穫が可能であり、5月~6月頃にかけて露地栽培のものが収穫最盛期を迎えます。
立茎栽培は剪定しながら良い茎だけを残し、伸ばします。伸びた茎は小さな竹林のようになり、その下の畑から出てくる若茎を収穫します。生い茂ったアスパラガスに日差しが注ぐ姿から美唄市では立茎栽培のことを「こもれび栽培」と呼んでいます。
有機物を多く含んだ泥炭土壌と昼と夜の寒暖差が大きい美唄市の気候で育ったアスパラガスは、糖度が高く、ビタミンなどの養分がたっぷり含まれ、根元までやわらかく食べやすいのが特徴です。
美唄市内の農協では、新しょうがを生産しています。春に植えて10月に収穫するしょうがで、時期になると市内スーパーや農畜産物直売店舗で期間限定で販売されています。皮が薄く、繊維も柔らかいのが特徴で、さわやか風味があり、生で食べるのに適しています。美唄市では、需要の高い高収益作物としてしょうが生産を推進しています。
トマトは暑さと湿気が苦手な作物であるため、冷涼で湿度が低い北海道の夏はトマト栽培に適しています。
美唄市では、生食用に適した甘みが強い「桃太郎」や加工用に適したリコピンやビタミン、食物繊維が豊富な「すずこま」など多くの品種が生産されています。各農業協同組合の生産組合などでは、高品質で長期間安定的に生産出来るよう、技術の研鑽に努めています。
美唄市では、広大な土地を活かした栽培が行われており、栽培面積も年々増加しています。有名なニンニクの産地の青森県と環境が似ていることから、寒地系品種の「福地ホワイト六片」が主に生産されています。むきにんにくをはじめ加熱・乾燥・低温の三段階でじっくりと熟成を重ね、うま味と甘味が凝縮した濃厚な味わいの「黒にんにく」が商品として販売されています。
美唄市のなたねの作付面積は2021年度には全道1位となっています。
なたねは、種の状態で収穫され、製油工場でなたね油に加工されます。また、基幹作物である水稲や小麦、大豆などの輪作体系に取り入れられています。
・輪作体系
水稲・小麦・大豆などの作物をローテーションで作付(輪作)することで、雑草の繁茂や病害虫の発生を防ぎ、土地本来の力を最大限に利用して、持続性の高い栽培を目指すものです。