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美唄市とタイの芸術文化交流
美唄市とタイの芸術文化交流
平成30年度4月30日~5月8日にタイ芸術家グループ(Thai Artists Group)とタイ環境コミュニティ開発協会(Thai Environment and Community Development Association)が美唄市を訪れ実施した「タイ・日アート交流プログラム」をきっかけに、美唄市はアルテピアッツァ美唄や日本理化学工業美唄工場とともに、タイと日本の芸術文化交流の一端を担うこととなりました。
参加タイアーティスト一覧(4月)[PDFファイル/445KB]
平成30年4月30日~5月8日「タイ・日アート交流プログラム」
美唄市内では日本理化学工業美唄工場の視察、アルテピアッツァ美唄・ストゥディオアルテでの北海道在住芸術家との交流、「びばいさくら」祭り会場でタイの芸術家による展示やアートワークショップを通した市民交流が実施されました。また、美唄市教育委員会と連携を結ぶ札幌大谷大学芸術学部による日本画体験も行われ、タイの芸術家が日本の芸術技法に触れる機会となりました。
歓迎会
日本理化学工業視察
日本画レクチャーと日本画体験(札幌大谷大学芸術学部・平向功一先生)
サラウット・ドゥアンチャンパー氏(タイ国家認定芸術家)は、旧桜井家住宅の古い農機具を使って龍を模した作品を制作し、「びばいさくら」会場で展示しました。
アルテピアッツァ美唄での北海道在住芸術家との芸術文化交流『Kitpas』やタイの画材を使用し、十二支ののぼりなどを制作しました。
アルテピアッツァ美唄での交流に参加した北海道在住の芸術家(敬称略・左から平向功一、荒井義則、阿部典英、柿崎熙、斎藤矢寸子、草浦正範)
「びばいさくら」会場にて作品展示、似顔絵、ワークショップを実施
平成30年8月21日~26日、同団体がタイの首都・バンコクにあるバンコク芸術文化センター(BACC)にて環境と芸術をテーマとする展覧会を開催しました。美唄市での活動紹介や美唄市で制作した作品(アルテピアッツァ美唄で制作した十二支ののぼりや日本理化学工業の『Kitpas』で描いた絵など)が展示され、多くのタイの方が春の芸術文化交流を通して美唄市について知る機会となりました。
十二支ののぼり(左:北海道在住芸術家によるもの、右:タイ芸術家グループによるもの)や札幌大谷大学での日本画体験の作品を展示。
4、5月の芸術文化交流活動について紹介
平成30年12月12日~19日、同団体によって「タイ・日本芸術文化交流ツアー in タイ」が実施され、美唄市を訪れた芸術家のひとりであるウィナイ・プラビプー氏の運営するナーンリバーサイド美術館での展覧会や中学生向けワークショップなどの交流活動を行いました。北海道在住の芸術家やアルテピアッツァ美唄、美唄市職員が招待を受け、タイでの芸術文化交流に参加しました。
ナーン空港でウィナイ氏(帽子の男性)と再会
タイ芸術家グループのソンポップ・ブッラート氏による"Let's Love the Forest" 展覧会用の絵
右側は美唄の桜やアルテピアッツァ美唄、左側はタイ北部ナーン県の寺院などが描かれ、日本とタイの交流がテーマの展覧会であることが表現されています。
また、ナーン県ワット・プーミン寺院には男女が愛を囁きあう有名な壁画があり、それをモチーフにタイ人男性と日本人女性が愛を囁きあう様子が描かれています。
認定NPO法人アルテピアッツァびばい事務局の加藤知美氏がアルテピアッツァ美唄やこころを彫る授業を紹介し、現地の中学生が自由に石を彫るワークショップをタイ芸術家グループのソンポップ氏と実施しました。
美唄で制作した十二支ののぼりやタイ芸術家による絵に加え、美唄市での活動に協力した日本理化学工業西川一仁工場長や市観光振興課職員の肖像画がウィトゥーン・チャイヤディー氏(右下写真・左)によって描かれ、展示されました。
展覧会会場内では美唄市の観光PRも実施しました。
最終日にはサラウット・ドゥアンチャンパー氏の絵「Chaopraya」が美唄市へ寄贈されました。
寄贈された絵は2019年3月末まで市役所1階ロビーにて展示しています。