● 宮島沼と地域農業を考える!!

ラムサール条約登録湿地「宮島沼」は、マガンなど水鳥の重要な飛来地として広く知られています。しかし、その自然が、数多くの水鳥に採食地を提供している地域農業によって支えられていることは、ほとんど認識されることがありません。「世界的な自然を支える地域農業」という視点は、現在の農業を取り巻く情勢を考えると、今後大きな価値を持つと思われます。

一方、現状では、地域農業はマガンによる小麦食害問題という深刻な課題を抱えています。また、富栄養化や乾燥化など、周辺の農地利用に起因する宮島沼の課題もあり、両者の関係を早急に改善することが求められています。そして湿地のワイズユースの観点からは、課題解決にあたり、自然環境の保全だけでなく、魅力的な地域づくりや地域農業振興を両立する必要があります。

本ワークショップでは、宮島沼と地域農業が抱える課題を効果的に解決し、宮島沼の保全と地域農業振興の両立を可能とする具体的な方策について、お二人の講師から助言を頂きながら考えていきたいと思います。

● プログラム

13:00 「国際的に重要な湿地を支える地域農業~対立から共栄への道筋」
                              牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター)
13:15 「マガンの食害対策最前線!8年間に渡る研究で見えてきたもの」
                              天野達也(農業環境技術研究所)
13:45 「生きものたちとの共生を目指した水田農業」
                              稲葉光圀(NPO法人民間稲作研究所)
14:30  総合討論「宮島沼の保全と地域農業振興」
      コーディネータ  牛山克巳
      コメント(予定) 宮島沼プロジェクトチーム、北海道農政部、水土里ネット北海道、
      北海道開発局、(株)アレフ、など
15:30  閉会

資料:ワークショップの背景と検討事項宮島沼型「自然を育む農業」の提案

【講師紹介】

○ 稲葉光圀(NPO法人民間稲作研究所 理事長)
1999NPO法人民間稲作研究所を設立、理事長就任、有機農業学会理事就任。2000年有機農産物の登録認定機関となる。著書に「太茎大穂のイネつくり(農文協)」「無農薬有機のイネつくり(農文協)」「地域と環境が蘇る 水田再生(家の光協会、共著)」など。(株)アレフなどが主催する「北海道ふゆみずたんぼプロジェクト」のオブザーバとして技術指導に関わる。

○ 天野達也(農業環境技術研究所 研究員)
 2006年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。農学博士。宮島沼における農業被害問題とマガンの生態に関して優れた業績を多数残す。現在は独立行政法人農業環境技術研究所生物多様性研究領域任期付き研究員。農業活動が鳥類に与える影響、農地環境の鳥類生息地としての機能、生物多様性保全を考慮した農地管理手法、鳥類による農業被害の生態学的管理に関する研究を行う。

○ 牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター)
 1997年、東京大学大学院入学後宮島沼をフィールドにして調査を始め、2003年、専門的見地から宮島沼の保全とワイズユースを推進するため美唄市役所に採用される。農学博士。宮島沼の会事務局。北海道ラムサールネットワーク副代表。
● 日時や場所
日時:2008年3月2日(日)13時から15時半
場所:宮島沼水鳥・湿地センター
申し込み:不要
定員:50名

問い合わせ
宮島沼水鳥・湿地センター(担当 牛山)
電話 0126-66-5066
ファックス 0126-66-5067
メール mwwc@dune.ocn.ne.jp