春季マガン滞在累計羽数グラフ          (図16)
《飛来総数と滞在累積羽数》
 飛来総数と滞在累積羽数とは、直接的には
関連しない。飛来総数が多くても、短期滞在
であれば累積羽数は小さな値になる。
 1994・96年は、飛来総数が少なかったので
はなく、例年に比べて大群の滞在期間が短かっ
たことで、累積羽数が少なくなっている。
  表12   (5) シーズン毎滞在延べ集計羽数(羽)
シーズン ’89~90 ’90~91 '91~92 ’92~93 ’93~94 ’94~95 ’95~96 ’96~97 ’97~98
シーズン累計数 1,025,500 798,400 1,060,400 1,039,700 860,500 1,268,200 1,374,600 1,164,800 1,504,500
  シーズン毎マガン累積羽数                        (図17)
 大まかに見れば、
各シーズンとも百
万羽前後のマガン
が飛来しているこ
とになる。
 したがって、秋
と翌春には、これ
だけの数を賄うだ
けの落ち籾を必
とする。
マガンのカウントについて
① 入沼時カウント
 宮島沼の夕暮れ時、ねぐら入りするマガンの数を数える。滞在中のマガン群は、夕日が沈む時刻前後になると決まって餌場として
いる水田から沼に向かってくる。予め沼辺に定めてある位置に立って、毎日同じ方法で記録する。その時間帯は、約30分程である。
 普通、マガン群の飛翔速度は時速80km程度もあるので、カウント読み取りにはスピードが要求される。数千羽の大群が一斉に
沼に落ちると、人間技では数えられないので、遠方から沼を目指すマガン群を双眼鏡を使って追い、『10羽単位』でカウントする
ことにしている。
② 在沼雁のカウント
 お天気が良い日の昼間、マガンは殆どが沼に浮いて休む。その群れを、双眼鏡を使って視野内の数を数えてから、視野を順次
移動して倍数を出す。
 この方法は、数え直しが出来ることもあって、正確さに勝ると考えられるが、沼水面での雁の動きが少ないことが要求される。
沼辺での人影や飛行物体に影響されたり、雁が入沼しない雨天では全く利用出来ない。また、餌場に残っている群れもあるので、
全体掌握の確認がとれないこともあり補助的手段としてしか採用されない。
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