秋は、鴨類が面白い。
 春の宮島沼には、時に人馴れしたオナガガモの大
群が一時的に現れることもあるが、マガンに遠慮する
のがすぐに避難するかのように石狩川や奈井江袋地
の通称北電沼などに居場所を移すことが多い。したが
って、沼では僅かのキンクロハジロ、マガモ、カルガ
モ、ヒドリガモ、ハジビロガモ等が見られるだけであ
る。
秋は、飛来する種類と数が多く、おまけに夏羽を沼
に滞在するうちに冬羽に『お色直し』していくのであ
る。また、希には滅多に見られない種の、例えばア
カツクシガモとかオオホシハジロやトモエガモなどを
発見することもある。
 夏の終わりには、カルガモが多く、マガンの増加
に混じてオナガガモやコガモの飛来数も増加する。
ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロは、数は
多くないが普通に見ることが出来る。秋が深まる
につれて、マガモと潜水鴨のミコアイサ、カワアイ
サが数を増しホオジロガモも散見される。
 次のグラフは、日にちを追っての鴨の種別占有度
合いを示したものである。代表的な5種類について、
その種が最大羽数の日とその日の他種数を示し
た。種毎羽数の計が総数と一致しないのは、計数
時間差(計数中の移動)での許容範囲と見なす。
種別 最大羽数
コガモ 〔鴨類総数3,190羽〕
Anas crecca crecca
オナガガモ 〔総数4,600羽〕
Anas acuta
マガモ 〔総数1,430羽〕
Anas platyrhynchos
ミコアイサ 〔総数1,230羽〕
Mergus albellus
カワアイサ 〔総数1,040羽〕
Mergus merganser
コガモ 〔総数2,300羽〕
A.c.crecca
オナガガモ 〔総数4,860羽〕
A.acuta
マガモ 〔総数1,880羽〕
A.platyr.
カワアイサ 〔総数363羽〕
M.merg.
ミコアイサ 〔総数440羽〕
M.albe.