今、都市化の進展や生活様式の変化に伴い、身近な自然とのふれあいや潤いのある快適な環境に対するニーズが急速に高まりをみせ、自然環境の保全と活用に向けた取り組みを積極的に実践していこうとする動きが、全国的に活発になっております。
 本市においては、「福祉・環境・交流」の3つをまちづくりの重点方向に据えた「美唄21 世紀まちづくりプラン(第5期美唄市総合計画)」を平成13年度からスタートさせており、豊かな自然環境の適切な保全と幅広い活用を進め、活力と魅力あふれるまちづくりを進めております。
 さて、国の天然記念物であるマガンの国内最北・最大の渡来地「宮島沼」は、春と秋の渡りの季節には、約5万羽を超えるマガンが飛来するほか、多くの水鳥が訪れる多様な自然環境を保っており、このたび、
国際的にも貴重な宮島沼の保全と活用をバランスよく両立させ、将来にわたって継承していくことを目的に、「宮島沼保全活用計画」を策定しました。
 この計画は、宮島沼の保全と活用を進めるために必要な施策を、「自然」「農業」「観光」「人・教育」の4 つの視点から、36の方法11項目に整理するとともに、施策を推進する上での役割分担を明確に例示するなど、より詳細かつ具体的な内容にまとめております。
 今後の施策の実現に向けては、国や道、市などの行政による取り組みだけでは自ずと限界があり、行政と市民の皆さん、行政と市民組織などが一体となる地域を挙げた取り組みを進めることが大切になります。
 この計画の策定を契機として、自然環境に対する保全活動への理解を一層深めるとともに、宮島沼を私たちの身近な生活やまちづくりに活用し、共通の認識、情報の共有を進めながら、全国的にはもとより国際的にも誇れる「人と自然が共生するまち・美唄」を市民の皆さんとともに一歩ずつ築き上げていきたいと考えております。
 終わりに、計画策定にあたり貴重なご意見、ご提言をいただきました市民の皆さんをはじめ、宮島沼市民ワークショップ、その他関係機関・団体の皆さまに心からお礼を申し上げますとともに、今後ますますのご支援とご協力をお願い申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。


   平成14年3月
美唄市長 井坂 紘一郎
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