エゾニワトコ

草野貞弘(宮島沼)

草野貞弘(宮島沼)

草野貞弘(宮島沼)
スイカズラ科
エゾニワトコ 


【草野先生のワンポイント講座】
宮島沼の周辺では、ぽつんぽつんと生えている低木です。初夏に泡のような白っぽい花を咲かせ、赤い実を稔らせます。沼の南側には、数本の黄色の実をつける木もあり、小鳥のエサとなります。スポンジ状の樹木の芯は、学校では顕微鏡を覗くときの材料を薄く切る補助材に使いました。

【その他の特徴】
・山や原野に生える落葉樹で、高さ3~5メートルの低木
・北海道や本州北部、サハリン、朝鮮半島に分布
・5月には開花し、初夏には若葉に交じって赤い実をつける
・実はまずいが、果実酒はおいしいらしい
・別名は「カラスノミ」と呼ぶので、カラスが食用にするのでは?
・新芽は食用にもなるが、食べ過ぎたり、アク抜きをきちんとしないと下痢をする
・新芽は塩ゆでして、水でさらしてから、おひたし、マヨネーズ和え、クルミ和えなどに
・漢字では「接骨木」と書き、幹や枝を乾燥させたものは捻挫や骨折に薬用がある
・葉や茎を干したものは発汗剤や利尿剤として用いられる
・半開きの花を乾燥させたものを「接骨木花」と呼び、煎じて内用したり、打撲傷の湿布などに使う
・アイヌの人々は、皮を湿布にし、内皮を煎じて腎臓や肝臓の薬として用いたという
・アイヌの人々の間では、においが強いため、悪い神も流行病の神もそれを嫌がると言われている