ヒドリガモ

写真:牛山克巳(宮島沼)

写真:牛山克巳(宮島沼)
カモ目/カモ科
ヒドリガモ
Eurasian Wigeon

クリーム色のソフトモヒカンがトレードマークのずんぐりとしたカモ。食害をよくおこす悪いやつ。ユーラシア大陸の亜寒帯(一部温帯)で広く繁殖し、ヨーロッパ、アジア、アフリカの温帯から亜熱帯地域で越冬する。

【生活】日中は湖沼や湾などの水辺で過ごし、夜間は農耕地などで採食する。植物食で水草の葉や種子、海藻などを好む。夜間、キャベツ等の葉菜類、ムギの若芽、養殖海苔などを食害することでも知られる。

【声】オスは鋭く高い指笛のように「ピューゥィー」「ピュー」。メスは「グァ、グァ」。

【見分け方】オスの冬羽は一目瞭然。メスはオス同様にずんぐりしていること、濃いアイシャドーをしているように目のまわりが黒っぽいこと、先が黒い青白いくちばしをしていることで他のカモと見分ける。オスのエクリプスはメスに似るが、全体的に赤茶が濃く、翼の上面の白い部分が横からも見える。幼鳥のくちばしは暗色。北アメリカで繁殖するアメリカヒドリは、ずんぐりした体格は同じだが顔の色と模様が異なる。

【宮島沼での見頃】秋は10月中旬から11月中旬まで、数羽から数十羽が短期滞在する。春は4月半ばから5月はじめまで数羽から数十羽。午前中オナガガモに交じって餌をねだることもある。