カリガネ

写真:牛山克巳(宮島沼)
カモ目/カモ科
カリガネ
Lesser White-fronted Goose (稀)

ピンクのくちばしと黄色のアイリングがかわいい、アイドル的な小さなガン。北極圏のカンバやヤナギが生える北方林で繁殖し、ヨーロッパ南部、南アジアなどで越冬する。世界的にも希少種で、ヨーロッパではカオジロガンを仮親にした再導入計画もある。

【生活】宮島沼や国内の越冬地では、マガンと共に田んぼで落ちモミや畦草を食べる。フィンランドの中継地ではより自然度の高い川辺の湿地や草地を好むようだ。繁殖地の環境はマガンとは異なり山地の北方林で繁殖するが、その繁殖生態はよく分かっていない。

【声】”キューキュー”など、マガンよりかん高い声で、短い間隔で鳴く。

【見分け方】マガンと似ているが、慣れれば見分けることができる。識別ポイントは、マガンよりひとまわり小さい、くちばしはピンクで短い、黄色いアイリングがある、額の白色部は頭頂部までのびている、など。マガンの中にもアイリングがあったり、額の白色部が広い個体がいるので注意が必要。また、翼をたたんだとき、翼の先が尾羽より突出することも特徴的。

【宮島沼での見頃】マガンに交じって定期的に飛来する。マガンの群れの中に入ると見つけにくいが、根気よく探すといることが多い。