ハクガン

写真:牛山克巳(宮島沼)

写真:牛山克巳(宮島沼)

写真:牛山克巳(宮島沼)
カモ目/カモ科
ハクガン
亜種ハクガン Lesser Snow Goose (稀)
亜種オオハクガン Greater Snow goose (迷)

真っ白で、きれいなガン。北東シベリアから北アメリカの北極圏近くで繁殖する。かつては東京湾に「残雪のごとく」渡ってきていたようだが、現在では数羽が渡来するのみ。しかし、世界的に見ると、シジュウカラガン(カナダガン)についで個体数の多いガン。現在も増加していることと、集団(コロニー)で繁殖することで、繁殖地の植生を食べ尽くして破壊し、生態系全体に悪影響を与えている。また、渡り途中に飛行機との衝突事故を起こすこともあり、渡りの時期には閉鎖する空港もある。

【生活】国内では、マガンやヒシクイと行動する事が多く、田んぼで落ちモミなどをついばむ。北アメリカの越冬地でも農耕地に依存することが多く、トウモロコシ、イネ、大豆などの収穫物の残りやコムギの葉などを食べる。

【声】”キャク、キャク”、”クワッ、クワッ”など、柔らかく、高めの声で鳴く。当然だが、数万羽集まると騒々しいらしい。

【見分け方】ハクチョウよりもずっと小さく、マガンと同じくらいの大きさ。広く分布する亜種ハクガンと、カナダ北東部やグリーンランドで繁殖する亜種オオハクガンがいる。体の大きさとくちばしの形状が識別点となるが、野外での区別は難しい。また、亜種ハクガンには、「アオガン」ともいわれる、黄緑色がかった灰色の羽毛が多く含まれる個体がいる。

【宮島沼での見頃】マガンの中に1羽から数羽混じることもあるが、毎年いるわけでもなく、まれ。継続して国内に飛来していることは間違いなさそうで、十勝方面を通過することが多いらしい。オオハクガンらしき個体も継続して報告されている。