● 毎年 4000キロの旅をする
マガンの生まれ故郷は、北海道のはるか北、ロシア極東です。夏は食べ物が豊富で、天敵が少ない北極圏の湿地帯は、マガンが子育てをする場所として最適なのです。ただ、そんな故郷も8月半ばには早くも雪が降り始め、マガンは南の越冬地を目指して渡りを始めます。その距離、約4000km!!マガンの幼鳥は、生後約2ヶ月ちょっとで、その過酷な旅にでます。そして、宮島沼は、旅路の途中にある、重要な「渡りの中継地」なのです。

(※)北海道内の移動経路についてはコチラ

● 渡りの調査方法
渡り鳥の生態は、長い間謎に包まれていました。かつてヨーロッパでは、夏になると姿を現すツバメは、冬の間は湖の底にいると信じられていたことさえあります。その実態をなんとか解明しようと、首や足に標識をつけて調査されていましたが、人のほとんどよりつかない場所で夏を過ごすマガンなどについては、依然として生態が分からないままでした。
 ところが、1980年代に入ると、ある画期的な技術が開発されます。衛星発信機を利用して、宇宙から渡り鳥の移動を追跡しようというものです。マガンでも、この方法を使って、その移動経路が少しずつ解明されています。
マガンの渡りルート
衛星発信機の装着

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