● 初級編 「マガンを見分けよう!」
マガンは、とっても地味な鳥ですが、いくつかのポイントを押さえればすぐに見分けられるようになります。
 まず、大きさですが、カモとハクチョウの中間くらいの大きさです。もっと詳しくいうと、全長(嘴の先から尾の先までの長さ)は約75センチ、翼開長(翼の先から先までの長さ)は約150センチ、体重は約2700グラムです。
 見た目の最大の特徴は、「白いおでこ」です。学名の aner albifrons、英名のwhite-fronted goose、中国名の白額雁、ロシア名のгусь белоловыйというマガンを表す言葉は、いずれも、白い額のガンという意味です。
 また、お腹の黒い縞模様もマガンの大きな特徴で、キャハハン・キャハハンとよくとおる声で頻繁に鳴くので、遠くからでも分かります。これらの点を覚えていれば、マガンを見分けることができると言えますが、実は、上の特徴の内2つを持っていないマガンもいるので、要注意です!!(中級編に続く)

● 中級編 「幼鳥を見分けよう!」
 実は、マガンの幼鳥には、額の白い部分とお腹の縞模様がありません。同じガンの仲間のヒシクイと間違えそうですが、ヒシクイの嘴は黒く、また、体も大きいので見分けることができます。マガンの幼鳥の額の白い部分は、生まれた年の冬から徐々に発達してきますし、お腹の縞模様も、生まれた翌年の秋には発達してきます。
 ちなみに、オスとメスは、見かけ上では見分けることができません。ただ、家族やペアのオスは、頻繁に見張りをしているので、なんとなく識別できます。

● 上級編 「世界のマガンを見分けよう!」
世界には、くちばしや体の色や大きさが異なる、4つの亜種が存在するといわれています(5亜種説もあり)。野外で亜種を識別するのは非常に難しいですが、日本には亜種のオオマガンが少数渡来することもあるようです。
マガンの成鳥 (写真提供AT)
マガンの幼鳥 (写真提供AT)
マガンの若鳥(生まれた翌年の春)
マガンの成鳥(左)と若鳥(右)

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