● 宮島沼が直面している危機
 「先人が開拓に着手したころの沼は周囲四里四方(12万坪)と謂われ、形状はほぼ円形をなし、水はわき水で透明、当時は飲料水としても利用されていた。」と記録されている宮島沼も、今ではその面影がありません。水質は悪化し、ペンキを流したようなアオコが発生するようになりました。また、乾燥化が進み、急速に水面が縮小しています。湿地特有の草花や魚などの生きものも姿を消してしまいました。
 このまま宮島沼の環境が悪化すれば、マガンなどの水鳥にも悪い影響が及んできます。今、宮島沼を救う手だてを考えなければ、手遅れになってしまうのです。
● 「ふゆみずたんぼ」が宮島沼を救う!?
 ふゆみずたんぼは、その名前の通り、冬の田んぼに水を張る農法です。そうすることで、たくさんの生きものの働きが活発になり、農薬や化学肥料を使わずに美味しいお米をつくることができるのです。ふゆみずたんぼは今、人にも自然にもやさしい農法として注目されています。そして、国内だけでなく、世界各地でも取り組みが増えています。
 宮島沼は、周辺の田んぼの乾田化で乾燥し、周辺農地からの化学肥料や農薬の流入で富栄養化していると考えられます。宮島沼の周辺の田んぼをふゆみずたんぼにすれば、沼の乾燥化を阻止し、水をきれいにする効果があると予想されます。
● ふゆみずたんぼin宮島沼
 宮島沼でも今年の秋からふゆみずたんぼを始めまています。始める前に土壌診断をしたところ、pHがだいぶ低く、栄養分が足りないことがわかりました。そこで、まずpHをあげるために貝の化石を散布しました。普通、田んぼのpHを改良するためにはマグネシウムやカルシウムを含んだ化学肥料を使いますが、貝化石はそれに代わる天然の土壌改良剤です。また、田んぼの栄養不足を改良するために、米ぬかと厩肥(発酵させた牛の糞)を散布し、田んぼに水をためました。ふゆみずたんぼでは、このように化学肥料を一切使わず、じっくりと時間をかけて土づくりをします。
● 田んぼオーナー募集中!!
 おいしいお米が食べられて、宮島沼のためにもなれてしまう、ふゆみずたんぼのオーナーになりませんか!?期間は来年の春から秋まで。月一回程度の作業で心地よい汗を流し、作業日に併せて行う数々のイベントにも参加してください!一区画1㌃(10㍍四方)で、価格は2万5千円です。もちろん収穫されたお米(40kg-50kg?)はすべてお持ち帰り頂けます。興味がある方は、チラシをご覧の上、ぜひ宮島沼水鳥・湿地センターまでお問い合わせ下さい。詳しい資料をお送りします。

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