いつの間にか7月に突入し、遠くロシアではマガンのひなが孵化(ふか)のまっ最中という時期になってしまいました。そんな中、今さらといっては何ですが、今年の春、宮島沼に訪れていた水鳥の飛来状況をお伝えしたいと思います。


● 遅くて少なかったマガンの飛来 

今年の春は、雪解けが例年よりかなり遅れました。マガンは雪解けを追って徐々に宮島沼に集結するので、雪解けが遅い年にはマガンの飛来も遅れます。

昨年も少し雪解けが遅かったので同じような傾向だったのですが、いつもより決定的に違ったのは、ピーク時のマガンの数です。ここ数年は毎年6万羽を越すマガンが宮島沼に集結していたのですが、今年は5万2千羽。宮島沼に集まる前に、早々と渡っていってしまった群れがいたからだと考えられます。

● ちょっと変わったお客さん 

たくさんのマガンとハクチョウの中には、ちょっと珍しい鳥たちもまじっていました。ツルの仲間では、マナヅルとタンチョウが現れました。マナヅルが勇敢にオジロワシと戦うシーンも見られたようです。ガンの仲間では、今では結構普通な、シジュウカラガン、ハクガン、ヒシクイ(亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイ)に加え、サカツラガンが現れました。また、マガンはマガンでも、ハクガンとの雑種、シジュウカラガンとの雑種、白化したマガンなど、ちょっと変わったマガンもいました。
マナヅル【右上】サカツラガン【右下】、ハクガン【左上】、雑種マガン【左下】

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