マガン飛来状況(報告) 2004秋

▼ 早い初雁&ふた山型の飛来パターン!!

 今年の秋の初雁は、9月12日。例年より1週間も早い到着でした。しかし、1000羽以上の大きな群れが到着し始めたのは9月27日からで、こちらは例年通りでした。特徴的だったのは、飛来パターンがふた山型になったことです(下図)。

マガンは、天候が良い日に、北風に乗って南下することが多いようです。天候が渡りに適していれば、北から渡ってくる群れもあり、同時に、宮島沼から南に渡っていく群れもあります。ただ、宮島沼の天候が渡りに適していて、渡りの開始地点であるロシアの天候が悪い場合は、渡っていく群れはあっても、渡ってくる群れは少ないでしょう。この場合、宮島沼のマガンの数は減っていきます。逆の場合は、当然、宮島沼のマガンの数は増加します。このように、秋のマガンの飛来パターンは、渡りの出発地点であるロシアの天候と、宮島沼周辺の天候によって左右されると言えるでしょう。


▼ ナゾの北上集団!!

 10月も終盤になると、ほとんどのマガンは越冬地である宮城県などに南下します。ところがここ数年、この時期になると、なぜか宮島沼より北にある、袋地沼や茶志内沼に移動する集団が現れました。

首輪標識をつけたマガンの観察からは、このような行動を示すのは、シーズン終盤になって渡ってきた集団であるらしいということがわかりました。先を急ぐことなく、のんびりと渡りの疲れを癒しているのでしょうか?


▼ 沼をにぎわせた出来事 2004秋編
世界的にも希少な雁の仲間、カリガネ。(※) 北アメリカからきたヒメシジュウカラガンか?(※)
マガンがオジロワシに襲われました!!(※) 虹とマガンの写真が新聞各紙に。
(※) M.S.さん撮影

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