ペットボトルの品質検査が行われました
ペットボトルの品質検査が行われました
毎年1回、ペットボトルの品質検査が(財)日本容器包装リサイクル協会により行われており、検査結果によって、市に支払われる拠出金の増額や減額が行われています。
ペットボトルは、資源ごみとして回収し、美唄市リサイクルセンターにて選別・圧縮後、今年度はジャパンテック(株)苫小牧工場に引き渡しを行っています。
今年度は令和元年6月5日(水)に品質検査が行われました。
また、平成30年度より品質調査基準が一部変更しました。以前まで、ラベル付きボトルは対象外でしたが、平成30年度より対象となりました。
※拠出金:ペットボトルリサイクルの取りまとめを行っている、(財)日本容器包装リサイクル協会から市に支払われるお金です。
金額は検査結果によって変動し、綺麗で異物の混入が無い程、市の受け取れる金額が多くなります。
美唄市から引き渡しをしたペットボトルのベールです。
このベールを解体して、品質をチェックします。
ベールを解体した後、手作業にて一つずつ確認し、不適正なものを取り除きます。
中身が残っているボトル:3本
中身が残っていると保管や梱包時に不衛生な状態となり、再生品の品質が低下する可能性もあります。
テープや塗料が付着しているボトル:5本
購入時にレジで貼るテープ等が付着していると、材質が違うため、リサイクルできません。
容易に分離可能なラベル付きボトル:140本
ラベルはボトル本体と素材が違うため、手作業で外さないといけません。
キャップ付きペットボトル:1本
キャップはボトル本体と素材が違うため、手作業で外さないといけません。
材質識別マークのないボトル:1本
ペットボトルとは素材が違うため、リサイクルできません。
アルミ缶・スチール缶:1本
ペットボトルとは異なるため、リサイクルできません。
検査の結果、約800本中、151本が不適正と判断されました。判定はA~Dのうち、昨年に引き続きA判定となりましたが、ラベル付きボトルが全体の12%を占めていました。
全道から集まるペットボトルのうち、綺麗なものと、汚いものです。綺麗なものは、収集時点で9割以上ラベルが剥がされ、すすがれております。汚いものは、これまでごみの収集方法の違った自治体が合併したことなども一因と考えられていますが、多くのボトルにキャップやラベルが付いており、すすがれていないため、評価が大幅に悪くなります。
今回の検査を受けて、皆様にお願いがあります。
・未だにラベルとキャップが付いているボトルが見受けられます。ラベルとキャップはリサイクル
する際に人力で取り除く必要がありますので、必ずラベルとキャップを取り外してください。
・中身をすすいでください。特にしょうゆやみりんなどの調味料は中身が残りやすいですので、よ
くすすいでください。
・ボトルに吸い殻やガムなどのごみを入れないでください。リサイクルに一番支障を来たします。
・潰れたり、カットしたボトルは燃やせるごみとして処理してください。
これらのペットボトルは細かく粉砕し、再びペットボトルなどに生まれ変わります。
良質なリサイクルを継続するため、引き続き市民の皆様のご協力をお願いします。