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美唄市水道事業の概要



 美唄市は石狩川沿いの肥沃な土地を利用した農業と、大正から始められた石炭産業を中心に、道央の一大生産都市として飛躍的な発展を遂げました。
 その後、エネルギー需要の変化に炭鉱の相次ぐ閉山により、大きな転換期を迎えましたが、東明工業団地、そらち団地の造成、北海道縦貫道の開通、中核市街地の形成等、官民一体となったまちづくりにより、従来の農業に加え、2次産業の基盤も形成され、今後は道央における農工調和の生産都市として、将来に明るい展望が開けるに至っております。
 本市の水道は石炭工業地帯に
1.三井鉱山美唄鉱業所 昭和38年7月 閉山
昭和39年8月 三井美唄水道事業に
      (三井地区給水)
2.三菱鉱業(株)茶志内炭鉱 昭和42年4月 閉山
昭和43年4月 日東町簡易水道事業に
    (日東市街地区給水)
3.三菱鉱業(株)美唄工業所 昭和47年3月 閉山
昭和49年3月 我路町簡易水道事業に(我路、盤の沢、落合地区給水)
前述のとおり本市は石炭産業の急激な変動による炭鉱地域の人口流出により全市人口の減少を余儀なくされましたがようやくこれらの動きも終息の傾向が見え始め、さらに東明工業団地、そらち団地などの工業都市への移行の兆しが現れつつあり、加えて一人当たりの給水量も今後増加が見込まれることから、現上水道施設による給水量はその能力の限度に達しており、このような新しい状況に対応するために市では計画給水人口を42,000人、計画給水量を17,640立法メートルとする第3次拡張計画を策定しました。
 これにより現施設の給水能力が8,720立法メートル/日であることから不足水量は9,090立法メートル/日(取水量として10,000立法メートル/日)となり、この分の水源について種々検討を行った結果、昭和48年から計画が推し進められていた美唄ダムに参加して、不足水量10,000立法メートル/日を確保するとの結論に至りました。
 よって、美唄ダム完成にあわせて美唄浄水場施設の建設を実施し、その後、美唄ダムは昭和57年9月に完成し、供用開始となり、市民の生活用水の安定確保が図られました。
 しかし、本市の水道施設の現況は水道事業において4施設、簡易水道事業において2施設を抱えており、事業の経営合理化、ならびに老朽施設の解消等から昭和58年3月には我路及び日東町簡易水道事業を廃止し、水道事業としての認可を受け、併せて給水区域、計画給水人口を43,000人、計画給水量を18,060立法メートルと変更しました。
 また、落合水系では防衛施設(美唄駐屯地)が駐在しており、演習後の駐屯地への給水が増大することにより防衛施設周辺帯家屋の水圧の低下・赤水が生じておりました。この問題を解決し、南美唄地区への水質・水量の安定供給のため、老朽化した落合浄水場を休止し、桂沢水系と落合水系の統合(南美唄地区)を行い、平成9年より防衛施設庁の補助事業により、送水管、配水管及び配水池を設置し、平成10年11月に通水しました。
 その後、平成13年に桂沢水道企業団構成団体の持分日最大水量の変更により、計画給水量を17,560立法メートル、給水人口を41,800人と変更しました。
 今後、水道事業においては、より高い水準の水道、すなわち水質・水量・水圧ともに満足できる水道を目指しております。このため、老朽配水管の布設替えを積極的に推進するとともに、水資源の保護や水質管理を強化し、浄水場周辺の環境整備に努めることにより、いつでもどこでも安全でおいしい水を供給することを目指しております。